『あげくの果てのカノン』 米代恭 先生
華麗なる三日坊主ぶりを発揮しそうになりましたが、ここをぐっとこらえて、
わたしの勝手におすすめマンガ2020第3弾。
今回は『あげくの果てのカノン』(米代恭 先生)をお勧めさせていただきます。
この作品も、第2弾で紹介した『夢中さ、きみに。』と同じく、漫画アプリで出くわし、試し読み(1巻無料)だけで購入してしまった作品です。
まず、表紙めちゃくちゃ可愛くないですか。
個人的には配色がドストライクで。
表紙の女子のスカートが紺色なんですけど、それ以外の色全部が紺色と並べた時に1番輝ける色達で…もう、ほんとに可愛い…
わたしの好きな漫画の系統に、「登場人物がゆがんでて気持ち悪いやつ」が挙げられます。たしかにわたしはそういった漫画が好きで、そういう雰囲気の表紙の漫画を読み漁っています。そのため、その系統の漫画に対し、勝手にマンネリ化を感じてしまっていました。
『あげくの果てのカノン』のはじめの数ページは、わたしの好きな漫画の定番である、「小さな世界の中でゆがんだ登場人物たちがどうこうする」わたしの中でのマンネリ展開なのかなと思いつつ、普通に楽しく読んでいたのですが、途中でそれだけではないと気が付きました。
細かく表現された「小さな世界」と、設定上の「大きな世界」のどちらも魅力があり、その二つが相互作用する、最強な作品でした。
あと、この漫画は「画力(えぢから)」えぐいです。感情を揺さぶってくるコマがたくさんあります。星がはじけるのがなあ、いいんだよなぁ…
ぐわああああってなりたい方に、おすすめですね。